暗号資産 資産運用

【前半】ビットコインって何?分かりやすく解説!

最近よく聞くビットコインって、一体何?
お金って感じがしないし、なんだか怪しいよね。

女性
通常

確かに、現金とは違うし、初めて聞くと怪しく感じるかもしれないですね。
でも実はビットコインってめっちゃおもろい仕組みなんや。

でもさ、ニュースで『値段が急に下がった』とか聞くし、失敗したらどうしようって不安になる…。

困る女性
通常

せやな、不安に感じるのは普通や。
でも、ちゃんと仕組みを知って少額から始めればリスクは抑えられるで!
今日は、初心者向けに分かりやすく教えるから、安心して聞いてや。

通常

ただし、できるだけ分かりやすくするためにかなりの長文になります。

このブログ記事でわかること 

ポイント

・ビットコインの背景と誕生の理由
・ビットコインの基本的な仕組み

1.ビットコインが生まれた背景

ビットコインが作られた理由を知るには、まず今の「法定通貨」の仕組みを知ることがです!
日本円やドルといったお金は、政府や中央銀行が発行して、銀行や金融機関を通じて管理されてます。
この仕組みには多くのメリットがあるけど、同時に見えにくい問題も抱えてます。

今のお金の仕組みと問題点

  1. 中央の管理者に頼り切っている
    今のお金は「政府や銀行が信用できる」という前提で成り立ってます。
    例えば、リーマンショックのような金融危機が起きると、銀行が破綻したり、通貨の価値が暴落したりする可能性がある。こうなると、私たちの預金や資産も大きく影響を受ける。
  2. 手数料がかかる
    銀行送金やクレジットカードの利用では、必ず手数料がかかる。
    特に、海外送金では数千円単位の手数料が必要になることもある。
    これは、中央の管理者が間に入る仕組みだから。
  3. 透明性が低い
    銀行や政府の運営は私たちからは見えづらい。
    不正や独占が起きても気付かないことが多い。

ビットコインが解決を目指したこと

これらの問題を解決するために、2009年に登場したのがビットコインや。

  • 管理者がいないお金:中央の銀行や政府を頼らず、誰もが平等に使える仕組み。
  • 低コストの送金:インターネットを使うことで、手数料を大幅に減らせる。
  • 透明な取引:ブロックチェーンという技術で、すべての取引が公開され、不正がしにくい。

これがビットコインの基本的な目的なんです!

2.ビットコインの仕組み

ビットコインが「管理者のいないお金」として成り立つためには、独特の仕組みが存在します。
それを「ブロックチェーン」と「マイニング」という2つの柱を中心に解説します。

ブロックチェーン:全員で共有する取引の記録帳

ビットコインの心臓部ともいえるのが「ブロックチェーン」という技術です。
これは、すべてのビットコイン取引を記録するための仕組みです。
ポイントに分けて説明します。

  1. 全員で共有する記録帳
    通常、銀行が口座情報や取引履歴を管理します。
    ビットコインには管理者がいないため、世界中のユーザーが一緒に取引履歴を記録する仕組みが使われています。
    取引の履歴をみんなで分散して保管することで、不正や改ざんを防ぐことができるんです。
  2. 取引が1つのブロックになる
    ビットコインで取引が行われると、その情報が「ブロック」という単位でまとめられます。
    このブロックには以下の情報が含まれます:
    • 誰が誰に、いくらビットコインを送ったのか。
    • この取引を記録した日時。
    • 前のブロックと関連付けるための情報(これが鎖=チェーンとなる)
  3. ブロックが鎖のように繋がる
    新しいブロックは、すぐ前のブロックと結びつけられます。
    この「つながり」があるため、過去の取引もすべて追跡できるのです。
    もし誰かが取引内容を改ざんしようとすると、ブロックのつながりが崩れてしまうため、不正が即座にバレます。

マイニング:取引を記録する人への報酬

ビットコインの仕組みを動かすもう1つの要素が「マイニング」です。
これを分かりやすく説明しましょう。

  1. 取引の承認を競争する仕組み
    新しい取引が発生したとき、それをブロックチェーンに記録するための作業が必要です。
    この作業をするのが「マイニング(採掘)」というプロセスです。
    世界中のコンピュータがこの作業に参加し、誰が記録を担当するかを競争します。
  2. 難しい計算問題を解くゲーム
    マイニングは簡単に言えば、「計算問題を解くゲーム」です。
    この問題は非常に複雑で、特定の条件を満たす答えを見つけるのに大量の計算が必要です。
    この計算を最初に解けた人(もしくはコンピュータ)がその取引を記録する権利を得ます。
  3. 報酬としてビットコインを獲得
    問題を解いた人は、その報酬として新しいビットコインをもらえます。
    これが「採掘」という名前の由来です。
    新しいビットコインはこの方法で生み出され、発行枚数は最大2100万枚までと決まっています。
  4. セキュリティも強化
    マイニングの仕組みにはセキュリティを高める効果もあります。
    計算問題を解くのに膨大なエネルギーと時間がかかるため、不正をするには莫大なコストが必要になります。
    これが、ビットコインの安全性を支える仕組みでもあるんです。

Q.ビットコインは2100万枚で終わり?

ビットコインの発行上限である2100万枚がすべて採掘されるのは、現在のペースでいけば2140年ごろになると予想されています。

報酬が半減していく仕組み

ビットコインでは、マイニングの報酬が約4年ごとに半分に減る仕組みがあります。
これを「半減期」と呼びます。
たとえば、初めてマイニングが始まったときの報酬は1回につき50ビットコインでしたが、2024年現在では6.25ビットコインにまで減っています。

発行上限に達した後のマイニング

2100万枚のビットコインがすべて発行された後も、マイニングが完全に終了するわけではありません。
その理由は以下の通りです:

  • 手数料が報酬になる
    発行上限に達すると、マイニングの報酬は新しいビットコインではなく、取引の際に支払われる手数料がマイナーの収入になります。
    この手数料をマイナーが受け取ることで、ネットワークの維持が可能です。
  • ネットワークの安全性が確保される
    手数料を受け取るマイナーが存在し続けることで、ブロックチェーンの安全性と透明性は維持されます。

    Q.すべてのビットコインの発行後に手数料が高くなる可能性は?

    1.取引量の増加と手数料の関係

    ビットコインでは、取引が増えると手数料が高くなる傾向があります。
    なぜなら、ビットコインのブロック(取引をまとめて記録する単位)は容量が限られていて、一度に記録できる取引の数が決まっているからです。
    取引量が増えると、記録される順番を待つ取引が増えるため、優先して記録してもらうために手数料を多く支払おうとする人が出てきます。
    この結果、全体の手数料が上がることがあります。

    2.発行上限後の手数料依存

    発行上限に達すると、マイナーは新しいビットコインを報酬として受け取れなくなり、取引手数料だけが収入源になります。
    そのため、手数料を増やそうとする動きがあるかもしれません。

    3.高額な手数料を防ぐ仕組みと動き

    ビットコインの手数料が極端に高くならないように、いくつかの技術的な取り組みが進んでいます。

    1. ライトニングネットワーク(Lightning Network)
      ライトニングネットワークは、ビットコインの取引を効率化するための仕組みです。
      この技術を使うと、ビットコインのブロックチェーンに直接記録せずに、複数の取引をまとめて1つの取引として処理できます。
      この仕組みにより、手数料が大幅に安くなり、小額の取引も気軽にできるようになります。
    2. 技術の進化によるブロック容量の改善
      将来的には、ビットコインのブロック容量を増やす技術的な改善も検討されています。
      これにより、一度に記録できる取引の数が増え、混雑が減ることで手数料が抑えられる可能性があります。
    3. 分散型エコシステムの拡大
      ビットコイン以外のブロックチェーン技術や暗号通貨が同時に普及することで、取引の負荷が分散されると考えられています。
      他の暗号通貨が補完的な役割を果たすことで、ビットコインの手数料が過度に高騰するのを防ぐかもしれません。

    手数料が高騰するリスクをどう捉えるか

    現時点では、ビットコインの手数料が発行上限後に高くなるかどうかは予測が難しい部分があります。
    ただし、ライトニングネットワークのような技術革新が進んでいることや、ビットコインの経済圏が成熟していくことで、手数料が適切な水準に保たれる可能性が高いと考えらます。


    例え話:町内会の記録帳

    これを町内会の例え話で説明すると、こうなります:

    1. 町内会の全員が記録帳を持っている
      町内会で「お金の貸し借り」を管理するとき、全員が同じ記録帳を持っているとします。
      誰かが取引を行ったら、全員の記録帳に書き込まれます。
      これが「ブロックチェーン」です。
    2. 新しい取引を記録する人を決める
      誰が新しい取引を記録するかを決めるために、町内会全員がクイズ大会に参加します。
      一番早く答えを見つけた人が記録を担当し、報酬としてお金をもらいます。
      これが「マイニング」です。
    3. 不正を防ぐ仕組み
      誰かが嘘の取引を記録しようとしても、他の人たちの記録帳と内容が合わないので、不正がすぐにバレます。
      この仕組みで、ビットコインは信頼性を保っています。

    想像してみてください。町内会で「記録帳」を使ってお金の貸し借りを管理しているとします。
    このお金(ビットコイン)は、最初に新しいお金が生まれる仕組みになっているけれど、だんだんと生まれる量が減り、最後には完全に生まれなくなる仕組みです。

    でも、その後も町内会のメンバーが記録帳を更新するために取引手数料を集めて作業を続けるので、町内会のお金の安全性は保たれます。
    これがビットコインの未来の姿といえるでしょう。


    まとめ

    ビットコインの仕組み

    • ブロックチェーンは、全員で記録を共有し、不正や改ざんを防ぐ仕組みです。
    • マイニングは、取引の承認と新しいビットコインを生み出すための重要なプロセスです。
    • この2つの仕組みが組み合わさることで、ビットコインは管理者がいなくても安全に取引できるようになっています。

    仕組みと未来の展望

    • ビットコインは「ブロックチェーン」と「マイニング」によって、安全で透明な取引を可能にしています。
    • 最大発行枚数は2100万枚と決まっており、発行上限に達するのは2140年ごろです。
    • 発行上限後も取引手数料が報酬となり、ネットワークの維持が可能です。
    • ビットコインの手数料は発行上限後にマイナーの主な収入源になりますが、高騰を防ぐ技術的な工夫が進んでいます。
    • ライトニングネットワークやブロック容量の改善などにより、長期的には手数料が安定する可能性があります。
    • ビットコイン経済全体の進化を見守りながら、小額取引などには新しい技術を活用していくのが良いでしょう。

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